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横浜浜なし染め


  横浜市で栽培される「浜なし」の剪定枝を利用して染色する「浜なし染め」の製品がひそかに人気を呼んでいる。「ナシで染めたとは思えない」と好評だ。
 浜なしは横浜市で認定された果樹生産者団体の統一ブランド名で、葉が落ちてから3月頃までに剪定を行なう。剪定枝を乾燥しないうちに約4aに切り、細かく裂いた後に鍋で20分煮だすことでボルドー色の染色液になる。椿の灰汁(あく)や木酢酸鉄などの触媒(=定着剤)によって淡いオレンジや、紫がかったグレーと染め分けることができる。開花直前の枝がもっとも理想的な染物に適した時期だが、剪定枝を使用することでナシ栽培に影響が出ないようにしている。製品はスカーフや着物の帯揚げなど。